●『兄貴の存在』高柳将太
お久しぶりです。
私は今バイト真っ只中です。
現在警備員と居酒屋のバイトを2つ掛け持ちしています。
朝5時に起きて夕方5時まで警備員のバイト。
休まず5時から1時まで居酒屋のバイト。
はっきりいってお金が貯まって仕方ないわけです。
はっきりいって時間がなくてお風呂に入らなさすぎて仕方ないわけです。
昨日兄に真顔で、
「おまえくせー」と言われました。兄貴だとリアルに凹みます。
小さい頃からの僕の匂いを知ってるわけですから。
その後凹みすぎた僕に兄貴は、
「冗談だわー」と笑って言ってきました。
その一言が感に触ったのか俺は、
「気使ってんじゃねーよ」と逆ギレ。
兄貴はなにも悪くない。
悪いのは冗談でも臭いと言われた僕の存在全て。
だがこれだけはわかってもらいたい。
「おまえくせーよ」
この言葉はナイフよりも刃がするどい凶器であるとゆう事。
しかし、そのするどい凶器のおかげで僕は毎日お風呂に入ることができました。
兄貴ありがとう。