●『長い結果オーライ待ち』高柳将太
今晩は。
平日の豊田の現場がとうとう終わってしまいました。
なんだか寂しいです。
僕の警備デビュー現場なので愛着がありました。
確定申告にしょっちゅう来る人達の顔も覚えて仲良くなり、
税務署の人達とも仲良くなった。
もちろん豊田の花粉とも仲良くなった。
現場が終わるとゆうのはただ場所が変わるだけではないのです。
色んな思い出があり、それと一生さよならしなければなりません。
終わる日が近づくに連れて一台一台丁寧に車を誘導するようになり、
いつもより挨拶の数が増えていった。
そして残り五分。
俺は泣きそうです。
花粉の涙ではなく、心の涙です。
精一杯悔いのないようにやってやると思った時でした。
「 ブー 」
屁がでた。
もの凄い激しい屁がでた。
半径15メートル以内に響きわたる屁がでた。
ここまで言ったら分かりますよね?
一緒にうんこもでた。
まじです。
パンツに少し届く程度までうんこがでたのです。
涙ではなくうんこがでた。
迷わずトイレに駆け込む。
ケツを拭く。
パンツ拭く。
涙を拭く。
現場に戻った時にはみんな車で待機してました。
みんなには臭いと煙たがられました。
でもみんな笑ってくれたからOKです!
残り五分。
普通にやってたら10年後の俺は覚えてないだろう。
うんこ を漏らしたら20年後でも覚えてる。
長い結果オーライを待ちましょう。
豊田、ありがとう。