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2008年05月19日

●『バイト探しの旅1』高柳将太

僕は1日最低一万以上は貰えなきゃ働かない
とゆうルールを決めて名古屋でバイトをしてきました。
警備の仕事は現場、時間、金額がバラバラでなかなか安定はしない。
だからスケジュールも組みにくいし、東京に行こうとする僕には金銭的な面で設計が立てにくい。

とゆー事で新たなバイトを探しました。
パソコンで調べ、何百とゆう仕事の中から何個か選びだし、
その中で一番時給が高い所を選び面接に行ってきました。

面接会場は名古屋駅近郊のビル。
僕はめずらしく面接時間よりも10分早く会場に着いた。
が、急に迫る腹痛に耐えきれなくなり、扉の前でUターンしトイレへ。

結果五分遅刻。
その会社は派遣会社で、全国で18万人以上が登録している大企業である。
うわー絶対怒られるよ。と思い恐る恐る中に入ると、

ほぼ八割が女性。

最近の求人誌では性別を限定する事はできなくて、
女性しか働けない場所でも男が勘違いして募集してしまう事がある。

そんな中で、
「ギリギリになって腹痛がきてすぐそこのトイレで便を済まして遅刻しちゃいました」
とゆう言い訳も言えない。

すると一人の面接官が僕のところに寄ってきて、
「高柳さんですか?どうぞお入り下さい。」

え?なんで名前知ってるの?
しかしそんな疑問も一瞬で吹き飛んだ。

面接する机まで案内されると、そこにはオール女性が座っていた。
しかも、見た目10代の子ばかりである。

僕の予感がまんざらでもなくなってくる。
しかし、男の僕でもしっかり受け入れてくれるとゆう事はきっと男の仕事はあるのだろう。

そして集団面接が始まる。
女性面接官が順番に一人ずつ質問をしていく。
僕はうんこで遅刻した為質問は最後だった。

「高柳さんは何故ここをお選びになったのですか?」
「はい。時給が一番高かったからです。」
「ありがとうございます。では何か他に質問がある方いらっしゃいますか?」

え!?終わり?
わざわざ名古屋駅まで来て、
「はい。時給が一番高かったからです。」
しか言えないのか。
それは絶対嫌だったからすぐさま質問をする。

「あの?シフトはどのようにして提出するのですか?」
ふと周りを見ると、
周りの人達は質問をする前に全員手を挙げていた。
それを振り切って僕は手を挙げずに質問をしていたのである。
周りより年上ながら恥ずかしがった。
しかし、そんな僕に面接官は笑顔で質問に答えてくれた。
きっと俺に惚れていたのだろう。

この会社はシフトを携帯で提出するやり方なのだが、楽なようでややこしい。
シフト提出に至るまで、
サイトに飛んで、IDを入れて、パスワードを入力してと凄くややこしいんです。
なので面接官の説明は長くなり、聞いてるこっちがめんどくさくなってきてしまうんです。
それでも必死で聞いてたら横から、

「こんにちは。アコムです。」
「ちがーう!こんにちは!アコムです!だー!もっと笑顔で元気よく!はい!」
「こんにちは。アコムです!」
「ちがーう!もう一回!」
「こんにちは!!アコムです!!」
「よーし!次!」
「こんにちはアコムです!」
「ちがーう!
こんにちは、、、アコムです!だー!!しっかり間を空けろー!!」

アコムの服を来た女の子達が、街頭で宣伝をする為に会社で練習をしていたのである。
もちろんこの子達も派遣スタッフです。
そんな中で一人スーツ姿の男が厳しく指導をしていたのである。
男が女の子用の挨拶のお手本を見せていたので、凄く気持ち悪く笑ってしまった。


すると面接官が、

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