ハローランチは弁当を車で配達する仕事。

朝８時に家を出て、夕方５時に帰ってくる。
まずは車に弁当を積んで出発。
午前中は配達で、だいたい１日五十件くらい廻る。
そして午後からは、午前配った空き容器を回収。
そして帰ってきて精算。

ピザ屋と違う所は、毎日コースが一緒な所。
そして、荷物が重い所。
40キロくらいの大量の弁当を何往復もする為、
もはやギックリ腰の余震が近づいてきている。
俺は思った。
普通の主婦ができる仕事ではないと。

この職場は主婦がいっぱい居て、
ゴツい人もいれば細い人もいる。
細い人ができるわけがない！
しかし、そんな疑問も一瞬で吹き飛んだ。
車は軽自動車のEveryで配達なのだが、
何故か知らないが、
俺含め、三人だけライトエース。
他の二人は意外にゴツい。
仲良くなったリーダーに聞いた。

「この仕事はとても女性ができるとは思わないんですが…」
「そうかな?。ちなみに大将は何番コース？」
※俺はハローランチでは大将と呼ばれている。ごく一部に。
「僕は一番コースです。」
「あ?!!そりゃそうだわ！」
「はい？」
「一番はね?、キツいよ。」

他のコースがどれだけキツいかは知らないが、一番はキツいらしい。
確かに、みんなはだいたい150?170食くらい運んでいるのに、
一番コースは多い時で250食。
食数だけで判断はしたくないが、明らかにおかしかった。

しかし俺は新人。
ピザ屋をやってたおかげでコースは１日で覚えて期待はされている。
ポジティブに考え、期待されてるとゆう事にしとけば僕自身精神的にも楽になるし、
キツいコースですぐできるようになったらもっと期待される。

カッコいい男とは、
どれだけ自分が不利な状況でも言い訳をせず戦う事である。
だから俺は何も言わなかった。
カッコ良くなりたいから。

そして二週間。
その姿勢が報われたのか、意外な事実が発覚する。

１日200食を超えるとその日の時給が100円upするのである。

とゆー事は、
現在時給は1200円。
俺の気持ちはロマンティック浮かれモード。
そしてそして更に意外な事実が発覚する。

１ヶ月休みなく働けば、更に時給は100円up！

時給1300円。
思いがけない事実に俺はロマンティック浮かれモード。
そうなると、
1300×７＝9100。
まだ足りない！
１日一万の目標にはまだ届かない。
俺は再びタウンワークを広げた…。

次回、すかいらーくのデリバリー