●『絶賛稽古中』久保大吾
本番が来週に迫っております
『MOTHER 特攻の母 鳥濱トメ物語』
ほぼ全シーンつけ終わり、
通し稽古を重ねております。
限られた時間で仕上げていくので
初演メンバーが結構いるのがなんとも心強い限り。
今回よく絡む米兵役にも初演メンバーがいるのだけど、
米兵役の中には日本語が不自由な人もいるので、
その人を通じてコミュニケーションをとっています。
微妙なニュアンスとか、伝えるのが難しいからね。
話の中で、「なぜ戦争をしたのか」というくだりがあるのだけど、
哲学的なことを聞くと、やはりお国柄が出ますね。
日本人にはない感覚が飛び出してきて、
メインの役者さんや演出陣をうならせてます。
アメリカ人にとっては、
「真珠湾攻撃があったから」というのは相当根強いようですね。
ぶっちゃけていうと、オーストラリア人のほか、
ドイツ人や日本人(ハーフだけど)もいるので、
敵対国がかなり米兵の中にいるんですが(笑)
そんな多国籍軍だと、意見が様々なのでおもしろい。
休憩中には米兵役の一人、
アレックがアコーデオンを弾いてプチライブ。
ふだん大道芸人で弾いているんだとかで、
オリジナル曲を数曲披露してくれました。
横森良造もびっくりの腕前。
楽器弾ける外国人てかなりカッコいい。
ほんまもんは、右手も鍵盤じゃなくてボタンなんですね。
初めて見ました。