●『絵画「夢」作アンリ・ルソー』矢守忠彦
どうも!
3月10日、二日連続で矢守です。
今回は、舞台のテーマの一つである作品を紹介します。
こちら!!
アンリ・ルソー作の
「夢」です。
ルソー最後の大作であり遺作です。
ソファーに横たわる女性はヤドヴィカという名前です。
作品名からも分かるとおり、この絵はルソーが全て頭の中の想像で構成、表現した夢です。
作品に登場する樹木の類も、ルソーの想像で生み出したものが多く、
植物園で南国の木々を観察はしても、実際にジャングルを目にしたことはなかったそうです。
僕が感じるルソーの素晴らしいところは、
正しいか否かに囚われず、描きたいものを描き、
それでいて構図は観る側に魅力と意図を感じさせる説得力があるところです。
今回のモチーフになっている、青木先生から聞いたルソーのお話では、
ルソーは、樹木に対する執着心が非常に強く、葉っぱ一枚描くごとに筆を洗い、
新しく緑の色を一回一回塗っていたそうです。
劇場でも、「夢」は作ります。
ぜひ観に来れる方は劇場で、直接来れない方はDVDで作品をご覧ください。