●『こないだ』矢守忠彦
こないだってのは、
このあいだ(間)って言葉が、口語で訛って、簡略化した言葉です。
いろんな言葉は、しゃべりやすいように簡略化されて現代に存在します。
このないだ僕は、一人で会津に行ってきました。
鶴ヶ城に行って、会津の歴史を学び
今回の舞台である、宮泉酒造を訪ねて、
舞台で使えそうなお酒のお猪口を買って来ました。
外側が鬼、中が福笑い
鬼は外福は内の縁起ものです。
半日しかいられないし、
夕方までしかどこの資料館もやってないので四半日の過密スケジュール。
夕方には飯盛山から夕日を眺めていました。
会津は体験出来たのてすが、足りないものが。
人とあまり話せなかった。
今回の舞台も方言が大事です。
でも、こちらが東京から来たと標準語(関西なまり)でしゃべると分かりやすく標準語で返してくれます。
会津のしゃべり方を知りたかった。
帰りに夜行バスを待つ間、駅の近くにスーパー銭湯があり温泉に浸かって旅の疲れを癒すことに。
薬湯や、足湯、温泉などあるなかにサウナが有りました。
一通り試さないともったいない気がする貧乏性の僕は入りに行きました。
すると、
地元の方同士でしゃべってました。
サウナって、なるべく汗を掻くために長時間入ろうとします。
すると仲間と入るときはしゃべると少し気がかりまぎれるんですね。
やった!訛りがつかめるかも!!と会話を聞いてると…
…わからない。
訛り過ぎている。断片も聞き取れない。
しかも、サウナだから頭がボーッとしてきて。
うーん。
ボイレコ
持ってくるか。
あれ?
これ盗聴?
捕まる?いや、そんなわけは。ただ男しかいないサウナに録音機器。
ああ、変態じゃないか。
諦めました。
少しだけ雰囲気を探って。
会津を去りました。
でも、サウナは地元の言葉を聞くには最適であるとわかりました。