●『ありがとう』岩井章悟
感動した。
土曜日の公演に生後7か月の子を連れた夫婦が観劇に来た。
7か月にしては泣きもせず大人しく観劇していたものの
時々「アー」は言っていた。
正直、入場させるかも考えたし
泣き出したら外に出てもらう条件で入場してもらった。
時々「アー」は許せる範囲か。
声を出す時点でNGと思うお客さんもいるだろうと思っていた。
アンケートに「未就学児を入れるな」て書いてあるだろうと覚悟してた。
ひとつもなかった。
作品に関する感想のみで、
時折聞こえた子供の声に関するクレームは一切なかった。
改めて、うちの劇団のお客さんの温かさを感じた。
舞台は生物で、観客と一緒に完成するものだと思う。
その最後のピースであるお客さんに感動を貰った。
本当に嬉しい。
感動した。
ありがとう。
本当にありがとう。